ポンプのような存在

「足は第二の心臓」といわれているのには、理由があります。
心臓は全身に血液を送り、栄養を届けた血液を回収する役割を担っています。血液を回収する際、上半身の血液は重力によって自然と心臓に戻ってきます。しかし、心臓より下にある足の血液は、重力に逆らって心臓に戻らなければいけません。心臓のポンプの力だけで、重力に逆らって足の血液を回収するのは負担が大きくなります。

このとき、血液の流れを促進する働きを担っているのが、ふくらはぎです。
ふくらはぎの筋肉が収縮し、ポンプのような働きをして血液を心臓に戻すのを助けます。しかし、運動不足や筋肉量が少ないとなると、血液の循環が悪くなる原因になります。

血液循環が滞ると

血液には体中に酸素や栄養を届ける役割があります。
下半身には50％以上の血液が集まっているといわれており、下半身の血液循環が滞ると全身に新鮮な血液が行き渡らなくなります。

血液の流れが滞ると体のすみずみに栄養が行き届かなくなり、体調を崩しやすくなる原因になります。また、足のむくみや冷え性につながる場合もあります。

血液循環をよくするために

血液循環をよくするためにも、普段からストレッチや運動で足の筋肉を動かしましょう。また、ふくらはぎをほぐしたり、足うらを刺激したりすることで足のポンプの働きを助けることにもなります。健康維持の為にも、こま目にご自身でケアをしたり、整体サロンなどを利用して足をほぐしたりすることをおすすめします。